ビジネスモデルに必要な二刀流戦略とは何か?
一般的に言われる事業経営における二刀流戦略とは、事業の拡大と同時に突発的なリスクに常に備えること、つまり守りと攻めを同時に行う戦略のことです。
最近特に「二刀流」が注目を集めているのは、二刀流を引っさげて渡米した大谷翔平選手がダイリーグで大活躍しているからです。
ところで元祖「二刀流」って誰だかご存知ですか?
両手に刀を持って戦った剣豪、宮本武蔵ですよね?
正解です!日本人なら誰でも知っている常識ですね(笑)
剣道について私は門外漢なので言えませんが、野球の場合、高校野球までなら二刀流でやる選手はいますがプロ野球、特にダイリーグともなると二刀流の難易度は極端に高くなることは周知の事実です。
一人で守りと攻めの2つをやるわけですから、見ている側には面白いですが、やる選手にとっては困難極まりないと私でも想像できます。
この野球でも同時にやるのが難しい「守りと攻め」なんですが、会社経営を考えた時に突発的なリスク(現在ならコロナや震災など)を考えると、攻めるのは会社経営の基本だとしても同時に守ること、つまり守りと攻めの二刀流を会社でも考えなければいけない時代に突入しました。
実際にコロナの影響は想像を超える多くの企業に大ダメージを与えていると思います。事業拡大どころか倒産せざるを得ない会社続出ですから危機感を持ってリスクマネジメントするのは当然だと思います。
多くの経営者にとって事業拡大は人生の目標です。しかし事業拡大に比例してリスクは拡大します。
稼げるビジネスモデルがあっても稼ぐためにコストがかかるビジネス、例えばレストランの経営なら、日々のランニングコスト(人件費や場所代、材料費)や先行投資で膨らんだ借入金は、コロナや震災などで営業がストップすると、それだけで莫大な経費が積み重なるリスクを常に孕んでいます。
このリスクを抑えつつ事業を拡大させる二刀流戦略を実現するにはどうしたら良いか?
「突き通せない盾と、何でも突き通す矛とは両立しない」ここから矛盾という故事成語が生まれましたが、オフライン主体のビジネスモデルでは事業の拡大と同時に守る二刀流戦略はこの矛盾そのものです。
それに対して私自身は小さい会社、というより1人起業家というリスクを極限まで抑えた形の起業がこれからの理想的なビジネスモデルの1つになると考えています。
確かに1人起業家だったらリスクは小さくて済みそうですね!でも1人では事業拡大は難しくないですか?
普通はそう考えると思います。でもそれが可能になるビジネスモデルがあるのでご説明します。
災害や感染症などに対する経営リスクを抑えるだけでなく、限りなくリスクゼロで事業を拡大させることを考えた時に、1人起業家でも十分実現可能なとっておきのビジネスモデルがあったのです。それが成長し続ける組織構築が可能なネットワークビジネスの二刀流戦略です。
ネットワークビジネスの二刀流戦略とは?>セブンイレブンとの共通点
「事業拡大させつつ同時にリスクヘッジするビジネスモデルなんてあるのか?」
ハイ、その答えがセブンイレブンとネットワークビジネスです。
ネットワークビジネスの成功への階段は3段階
- 1段階は、自分が集客できるようになる(0→1)
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初心者の方にとってはここが最初の壁ですが、ここを突破できればインターネットを使った様々なビジネスの集客も可能になります。
- 2段階は、集客したダウンさんが集客できるようにする(1→10)
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簡単に言うと直のダウンさんを増やすことです。自分から始まる系列を増やす、組織を横に広げるとも言いますがこの2段階までは自力でやる必要があります。
- 3段階は、集客できるようになったダウンさんの組織を下に掘り下げる(10→100)
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2段階目が成功してもレベル3のダウンさんは掛け算で増えますが、この3段階目に入ると組織の勢いが全く変わります。つまり下のダウンさんの中からMLMの醍醐味に気づいて自発的にやる人が出てくるのです。こうなると黙っていても組織は下に拡大しますので他力の段階と言えるでしょう。
私はオフラインのビジネスモデルを考えた時に、セブンイレブンは今の時代にマッチした代表例だと考えています。
セブンイレブンがフランチャイズ方式で店舗展開していることは有名ですが、全国展開している店舗のオーナーは加盟店の経営者で、セブンイレブンではありません。つまり店舗に関わる全てのリスクは加盟店の責任です。
またお店に並ぶ多様な商品は委託販売ではなく全て加盟店側の買い取りなので、製品在庫に関わるリスクは加盟店側に発生します。店舗運営におけるアルバイトの人件費リスクも加盟店側です。
これだけの規模で全国展開している店舗運営のリスクが全て加盟店って「セブンイレブンは思い切って何でもできるんじゃねっ!」て思いませんか?
そう言えばセブンイレブンのドミナント戦略が注目されていますね!
ドミナント戦略は特定の地域に集中的に出店する戦略です。
特定のエリア内で集中的に店舗を出すことで顧客認知度を高め、同時に配送に費やす時間やコストの削減をしたりといったメリットがある画期的な戦略の1つです。でも「近くに同じ店舗があっても競合するだけでは?」と疑問に思う人も多いと思います。
説明されれば成る程と思いますが、果たしてラーメン店を経営しているオーナーが自腹で同じ戦略を使えるでしょうか?
それは勇気がいりますね…、私だったらリスクが怖くて出来ません!
それでは「なぜセブンイレブンはこういった思い切った戦略を次々に実行できるのでしょうか?」
その答えが「リスクを自分で負わないフランチャイズというビジネスモデルだから」なのです。
私はよくセブンイレブンを例にとってお話しするんですが、それは皮肉ではなく100%良い例です。オフラインの二刀流戦略の代表例はセブンイレブンで決まり!と思っているからです。
私も車で遠出をした時には必ず何度か立ち寄ります(笑)
私も飛び込み営業をしていた当時はコンビニは砂漠のオアシス的存在で、使わない日はなかったですね(笑)
さてセブンイレブンのフランチャイズ方式ではセブンイレブンがフランチャイザーで加盟店はフランチャイジーですが、MLMに参加している私たち(アソシエイト)の立場は、セブンイレブンと同じフランチャイザーだと考えてもらうと理解しやすいです。
つまり私にとってダウンさんはセブンイレブンの加盟店だと思ってください。
もちろん物流システムとか全く別物ですがそういったディテールは目をつぶって考えると、まず人件費リスクは全くゼロ、製品在庫リスクも全くゼロ、店舗は不要なので世界中にダウンさんが広がっても店舗リスクも全くゼロ、この3大リスクがゼロという点が同じということです。
ネットワークビジネスの中には製品在庫を持たせるMLMもありますが、塾長は製品在庫を持たないMLMを推奨しているので3つともクリアーですね!
フォローして頂きありがとうございます(笑)
セブンイレブンのフランチャイズというビジネスモデルは、ネットワークビジネスでいうと2段階目に相当します。つまり自分から始まる組織を横に広げる段階がセブンイレブンのビジネスモデルと重なる段階です。
ネットワークビジネスは自分が成功したやり方をダウンさんに真似させるコピービジネスと呼ばれますが、コンビニも全てマニュアル通りです。セブンイレブンとネットワークビジネスはリスクを負わないで組織を拡大できるという部分以外でも共通点があるわけですね。
成長し続ける組織構築>自力と他力>他力本願の意味
他力本願は自力ではなく、他人が自分の為にしてくれることに期待をかけることを意味しますが、3段階目に突入すると正にこの他力本願の状態です。
2段階目と3段階目の大きな違いは、組織が下に広がるほどダウンさんの顔が見えなくなることです。
確かに自分が直接リクルートした人ではないと、全てを把握するのって不可能になってきますね!
ハイ、2段階目は目が届くというか、言い方を換えると自分と考えが似てる人たちが集まってグループになりますが、3段階目に入ると全くやり方が異なったり、ある意味知らない人たちのグループになってきます。
長いスパンでビジネスを考えると、10年たてば人間は歳も取るし環境もどんどん変わります。私自身も身内の介護が必要になった時は、ビジネスを縮小せざるを得なくなりました。
ネットワークビジネスを長く続けていれば、仲間の中にセミリタイヤする人は必ず出てきます。特にグループリーダーだった人が抜けると、例え上のアップがフォローしてもグループの勢いはなくなります。正に諸行無常です(-_-;)
歳をとらない人なんていませんから、これは高齢化の日本における避けては通れない究極のリスクですね…
そうなんですね、しかしネットワークビジネスが3段階目に入って、ダウンさんの中からMLMの醍醐味に気づいて自発的にやる人が出てくるとどうなるでしょう?
なるほど!自分が関与しないグループでも、新たに目覚めたリーダーがランダムに組織を広げていきますね(笑)
そういうことです。横に広がった組織は仮に自分が抜けると脆いですが、その下に組織の掘り下げによるグループができていればトータルで見て組織の構築は止まりません!
つまりネットワークビジネスは高齢化という4つ目のリスクもヘッジできるということですね!
以上の理由から成長し続ける組織構築を考えると自分から始まる組織を横に広げるだけではなく、下に掘り下げる工夫が大切になってくるわけですね。これが組織を下に拡大させつつ同時に疲労破壊から組織を守るMLMの二刀流戦略なのです!(^^v)
ネットワークビジネスを横に広げるというのは、自分の直ダウンを増やし自分から始まる系列を増やすことです。つまり2段階目の仕事は自分が直接リクルートして教えてと、全て自力でやってますから一度に同時展開するのは難しくなります。
そこで5系列くらいまで横に広げたら、今度は各系列のグループを下掘りする段階に移行します。つまり系列のリーダーをお手伝いして、組織を下に広げるように持って行くのです。
横への展開(系列を増やす)と組織の下掘りをバランスを考えてやることで、黙っていても成長し続ける組織構築が可能になるわけです。
具体的な組織の下掘り戦略はこのあと順次ご紹介していきます。お楽しみに!(^^v)
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